不動産売買や賃貸には、各種許認可が必要なことがよくあります。 例えば、農地転用、水路農道の占用許可(法定外公共物の占用許可)、テナント看板の設置許可(届出)など。 また、「相続」というキーワードを考えた際にも、不動産の取り扱いが必要な場合があります。 弊社では、こういった場合に不動産の売却、賃貸の可否、有利、不利、そしてその際の手続きの流れ、メリット・ディメリットなどを総合的かつワンストップでお手伝いさせて頂いております。
【 ご利用は計画的に 】
第2540日
みなさんこんばんは!
先日のお話。
遺言書を作成しておきたいというお客様がいらっしゃいました。
ご本人さん(お母様)と娘さん、姪御さん。
まずは、どんな思いを持っていらっしゃったか、お話をいただきました。
すると、
「不動産が3つありまして、それを娘に相続させてあげたくて」
とのこと。
聞くと、お兄様がいらっしゃったけれど、先日、急逝されて、その奥さんとお子さんが残されたのだとか。
また、あまり関係がうまくいっていないお姉様が遠方にお住まいだともおっしゃっておられました。
なるほど。
そういう状況だから、確実に一緒にいらしている娘さんに不動産は相続させたいと思っておられるのがわかりました。
この辺りをよくご存知の方は、
「あっ」
って思いますよね。
ちょっと注意だよ。って。
・遺留分のこと、大丈夫?
・「書いたことでむしろ、喧嘩してしまう遺言書」になっていない?
そして、そのほかには、相続財産はほかにないんでしょうか。
聞くと、
「美術品が少しあります」
おっと。
それもまた、難しいポイントですよ。
遺族の中で、誰が何を持っていくのかでも、結構揉めることがあります。
せっかくですから、それもきちんと遺言書の内容に残しておかれるか、少なくとも何かしかのルールを決めておいてあげたら良いのではないでしょうか。
そして。
「預金もあります」
「株式会社と有限会社を経営しています」
おおっと。
不動産のことだけじゃなかったですね。
株式会社の株式や有限会社の持分だって、立派な相続財産。
そしてもう一つ、
「会社への貸付はないですか?」
これも聞いておかないとね。
貸付金だって、立派な財産。
自分の会社の株式が相続財産になるって、思っておられなかったようです。
いわんや、有限会社の持分をや。
そのほか、
・車を所有していたりしないですか?
・投資信託や金積立など、金融商品を購入していませんか?
・生命保険に加入していたりしませんか?
など、いろいろな質問をさせていただき。
結論として、今回は一旦、遺言書の起案はおいておいて。
まずは「財産」の状況を今一度確認していただくことにしました。
自分が一体、何株持っていて、一株あたりの価値はどのくらいなのか。
会社への役員貸付はいくらくらいになっているのか。
そのほかの財産は一体どうなっているか。
これがわからないと、遺言書を書くために
「何を」「誰に」「どのように」
引き継いでもらいたいのかが決められませんよね。
また、相続人さんが喧嘩をしないように、というような目的も達成できません。
遺言書は、相続の手続きの対策としては非常に有効ですが、
「ご利用は計画的に。」
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先日からお手伝いしている農地転用手続きに進捗があったため、農業委員会の担当者さんと確認の打ち合わせ。
問題なく進めて良さそう、ということで次の段階に。
まだまだハンコをもらわなければいけない人もいますから、間に合うようにいそがないと!!
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今日は満月。
そして、火星が満月に一番近づくタイミングですよね。
写真では火星は確認しにくいんですが(汗)
今日は見られないものだと思っていたので、綺麗な満月が見れて、ラッキー!
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先日、ラジオに出演させていただいた時の音声データや、
任意売却の事例などをYoutubeで紹介しています。 よかったら、ぜひ^^
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